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コンパクト型水理実験装置 
H-220
概要
 この装置は、地下貯水槽や帰還水路等建築付帯工事を必要としない自己循環機能(セルフサーキュレーションシステム)を備えた床置型の水理実験装置で、位置水頭や水面形の安定にも充分配慮され、セキの流量測定、開水路ならびに管水路に関する種々の実験が同時に行えます。傾斜開水路・管路は貯水槽上に並列に配列され、ポンプ・越流式高架水槽が共通ベースに組み立てられており、充分な実験機能を備えながら非常にコンパクトに構築されております。
 貯水槽・高架水槽・水路底面など接水部には不銹材料を使用しており、耐久性に優れ、メンテナンスフリーであります。開水路は低床の水平観測が可能な構造であり、偏芯を生じないダブルシャフト傾斜可変装置による勾配設定が可能であります。
 またオプションとして実験用水門(スルースゲート)、計測器トラバース台車、或いはもぐりセキ(刃型・広頂)や橋脚模型などが用意されております。摩擦・断面変化・曲がり、オリフィス、ベンチュリーなど管水路としての多くの実験要素を備えた実験管路は20ポイントの損失水頭を、マルチマメーターにより同時に測定することができ、連続性をビジュアルに観測することができます。
特長
マルチマノメーター
管路実験装置の損失測定20点同時に測定できる。これにより、動水勾配が可視的に学習できる。
差動マノメータ法は、測定ごとに設定を要し、実験時間の大半をこの作業に労費する。
マルチマノメーターのアクリルカバーは、水性ペンを用いて書き消しができる。
並列対称管路
断面急拡縮・漸拡縮・ベンチュリー・オリフィスその他、管の実験要素を並列に対称に配列しているので、対比して理解できる。
開水路観測面
開水路の観測面に50mmの方眼刻線が加工されており、水面形の変化の観測がより効果的に行える。
スライド式計量枡
計量枡がレール上を移動できる構造になっており、流量計量を安全かつ効果的行うことができる。
不銹
接水部は全て不銹材料を用いており、錆びに対する危惧がない。
仕様
傾斜可変型開水路 水路断面、幅200×深200mm 両側面透明アクリル樹脂
水路全長3.000mm 整流水槽,三角セキ付
手動ダブルシャフト式傾斜可変装置付
最大勾配 1/50 読取スケール付
量水桝 全鋼製、幅400×奥300×深500mm 持手付
貯水槽 全鋼製、幅900×奥2,000×深500mm
ポンプ 0.75KW 200V 50A
定水頭高架水槽 寸法600×600×800mm 全高2.000mm
集水型越流装置付
管水路実験装置 オリフイスφ25、ベンチュリーφ25 付
曲管、急縮管、急拡管、スリースバルプ付
機体寸法 幅4,050×奥1,000×高2,010mm
※機能、性能向上などのため予告なしに変更することがありますのでご了承ください。
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